７月２２日、ブリティッシュ・コロンビア（ＢＣ）州保健省は、新型コロナウイルス(COVID-19)に関し、新たに８９名の感染が判明（入院：５３名（そのうち集中治療室：１５名）し、その結果、ＢＣ州内での累計感染者数が１４８，７３０名に達した旨発表しました。
ご承知のとおり、ＢＣ州は再開計画のステップ３に移行しており、屋内でのマスク着用義務や旅行・移動の制限、飲食店におけるテーブル数の制限も解除されています。また、ワクチン接種の状況も着実に進展しています。お隣のユーコン準州も同様に、マスク着用義務や店内飲食の際の人数制限も解除されました。　ただ、新型コロナウイルスは消滅したわけではありません。ワクチン接種を完了していない人にはマスク着用が引き続き推奨されている状況でもあり、在留邦人の皆様におかれましては、これまで同様、たとえ軽度であっても発熱等の症状があるときは出かけず、手洗いや手指消毒を励行するなど、いつも実践されている感染症対策を継続し、感染予防に努めてください。
もし発熱など新型コロナウイルスへの感染が疑われるような症状が出た場合には、「８１１」に電話してその後の対応について相談してください。通話は無料です。「ジャパニーズ、プリーズ」と伝えれば、通訳サービスも無料で利用できます。英会話に不安がある方も、躊躇せずご利用ください。検査については日本語の案内もあります。

次に、カナダ入国に関する規制が８月９日から変更されることが発表されましたので、ご承知のこととは思いますが、簡単にお知らせいたします。詳細はカナダ連邦政府関連ページでご確認ください。
（１）ワクチン接種完了者がカナダに到着した際のＰＣＲ検査は、ランダムに選択された人のみ受けることとなります。

（２）ワクチン接種が完了していない人は当地到着後３泊、カナダ政府認可ホテルでの隔離が義務づけられていますが、これが解除されます。ただし、１４日間の自己隔離及び到着日と８日目の検査は依然必要です。
（３）ワクチン接種が完了している人に同行している、ワクチン未接種の１２歳未満の子供も、当地到着後１４日間の隔離は免除されます。ただし、デイケアやキャンプなどの集団生活は１４日間避けなくてはならず、到着日と８日目の検査も依然必要です。

（４）新型コロナウイルス感染後、感染力がなくなった後も、検査で陽性反応が出続けてしまう場合は、到着前１４日から１８０日の間の陽性証明書を提示することで入国可能になります。
また、米国からの渡航についても、８月９日から次のとおり変更になる旨発表されています。

（ａ）米国在住の米国民と米国永住権保有者は、ワクチン接種が完了している場合、不要不急の渡航であってもカナダへの入国が許可されます。
（ｂ）カナダ国民またはカナダ永住権保持者が米国へ７２時間以内の旅行で出かける場合、カナダへ戻る際の陰性証明書は、米国での検査である必要はなく、米国への出発前にカナダで行った検査でも許可されることになります。

（ｃ）９月７日からは、ワクチン接種を完了している、米国以外からの旅行者の入国も受け入れる予定と発表されています。
最後に、明２３日は「スポーツの日」のため当館は休館しております。呉々もご留意ください。　明日が「スポーツの日」ということでおわかりかと思いますが、明日東京オリンピック・パラリンピック競技大会がついに開幕します。皆さんの関心が高い競技は何でしょうか。非常に厳しい条件の下で行われる大会ではありますが、日本とカナダの選手団がそれぞれベストを尽くせ、大会が日本とカナダとの友情が更に強くなるきっかけにもなることを個人的には願っています。
今後もしばらく晴天が続くことが予想されており、空気が非常に乾燥していますので、火の取り扱いには呉々もご留意ください。また、内陸部にお住まいの方は、山火事に関する情報収集を継続するようにしてください。どうぞ皆様、安全に留意して素敵な夏の時間をお過ごしください。

 

出典：外務省ホームページ　外務省海外安全HPより↓
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=116531