●今般、日本在住の日本人の方から、当館のメールアドレスや当館総領事の名前をかたった英文での詐欺のアプローチを受けたとの相談がありました。
●当館が確認した結果、相手がかたっていた「日本総領事館から承認を得た」「総領事の代理で仕事をしている」などの事実はありませんでした。また、当館のメールアドレスに不正アクセス等はなく、当館とは何ら関係がない「ねつ造」であったことが確認されています。
●当館では、個別の商取引や個人の海外渡航について、第三者を通じて保証することや、承認することはありません。当館をかたる不審な連絡があった際には、すぐに当館に直接ご連絡ください。

 

１　当館のメールアドレス等を悪用した詐欺の手口
（１）今般、日本在住の日本人の方から、当館の名称や総領事の名前が含まれ、当館のメールアドレス「 ryouji@du.mofa.go.jp 」「 dubai@du.mofa.go.jp 」から得た情報などとするメールを受信したとの相談・照会がありました。その方は、海外との商取引に関連した相手（実際には詐欺犯であることが判明）との英文でのやりとりの中で、一部ご自身の個人情報を相手に共有するなどした後、相手から「取引は日本総領事館の承認を得ている」などとするメールのやりとりの転送を受け、その情報（当館による承認）の真偽を直接確認したいとして、当館に直接連絡をしてくださいました。
（２）上記相談を受けて、当館内で確認した結果、相手（詐欺犯）がかたっていた「日本総領事館から承認を得た」「総領事の代理で仕事をしている」などの事実はありませんでした。また、当館のメールアドレスに対する不正アクセス等の履歴はなく、当館のアカウントが「踏み台」として利用された事実もないことが確認され、相手が送付してきた情報は、当館とは何ら関係がない「ねつ造」であることが判明しました。
（３）今回は、相談者の方が不審に思い、当館に直接相談をしてくださったため、情報が虚偽であって本件が詐欺であるということが判明したことから、相談者の方に金銭的な被害は発生しませんでした。

２　当館にご連絡ください！
（１）当館では、個別の商取引や個人の海外渡航について、第三者を通じて保証することや、承認することはありません。当館をかたる不審な連絡があった際には、すぐに当館にご連絡ください。
（２）また、邦人の皆様が詐欺被害にあわないよう、本年１月から「詐欺被害防止のために「資料編」「特効薬」」をホームページで公開しています。

当館ホームページ（詐欺被害防止のために～資料編～／特効薬）
https://www.dubai.uae.emb-japan.go.jp/itpr_ja/visa_top.html#fraud

例え詐欺犯から何らかのアプローチを受けても、当館の資料をご一読いただいていれば、相手の身分や演出されている状況を不審に感じることができ、個人情報や金銭を要求された際に相手にそれを提供しないように、気づくことができます。
（３）詐欺被害は決して他人事ではありません。あなたにも、今日、明日、何らかのアプローチがあるかもしれません。日本で日本人から同じようなアプローチされた際にはすぐに「怪しい」と感じることができても、「ドバイ」というイメージのもとでは冷静な判断ができなくなる可能性が高くなりますので、被害にあわないよう日頃から十分に御注意ください。
当館でも様々な前例を承知していますので、電話、メールでいつでもご相談ください。また、ドバイ警察では累次に渡り様々な詐欺行為に関する注意喚起を行っており、オンラインで通報できるシステムもあります。ぜひ、ご活用ください。

【本件に関する参照先】
○当館ホームページ：詐欺被害防止のために～資料編～／特効薬
https://www.dubai.uae.emb-japan.go.jp/itpr_ja/visa_top.html#fraud
○ドバイ警察：オンライン通報
https://www.dubaipolice.gov.ae/wps/portal/home/hidden/report
○警察庁：特殊詐欺対策ページ
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/
○警視庁：特殊詐欺とは
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/tokushu/furikome/furikome.html
○外務省海外安全ホームページ：
https://www.anzen.mofa.go.jp/

 

出典：外務省ホームページ　外務省海外安全HPより↓

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=110590