カザフスタン 在留邦人の皆様へ:ヌルスルタン市における制限・検疫措置の強化

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27日、カザフスタン首相府は、省庁間委員会会合の結果として、8月2日からの新たな検疫措置強化を発表しました。首相府発表の概要は以下のとおりです。

1 本日(7月27日)、トゥグジャノフ副首相が議長を務める、カザフスタン領内におけるコロナウイルス感染拡大防止に関する省庁間委員会会合が実施された。

2 トゥグジャノフ副首相は、保健大臣、ヌルスルタン市長、アルマティ市長、シムケント市長及びカラガンダ・アティラウ両州知事から、各地方における疫学的状況に関し報告を受けるとともに、医療機関及び住民に対する必要な医薬品・医療機材の完全かつ切れ目なき確保に向けた措置を講じるよう指示した。

3 省庁間委員会は、カザフスタン国内における一日あたりの感染者数の65%及び死亡率の55%を占めるヌルスルタン・アルマティ・シムケント市及びアティラウ・カラガンダ両州における検疫措置の強化を決定した。これらの都市においては本年8月2日以降、次の制限措置が発効する。

(1)「Ashyq」プロジェクトに加入していない全ての企業及び組織の活動停止。中央省庁、地方行政府、法執行機関、保健機関、マスメディア、食料品店、薬局及び生活保障機関を除く。(2)観劇、スポーツ、家族行事、記念行事及びその他の大規模行事の実施禁止。

(3)政府機関、国営企業及びその他組織職員80%のテレワークへの移行(ワクチン接種者及び最近3ヶ月間に感染して回復した者を除く)。

4 省庁間委員会は、アクモラ・アルマティ・カラガンダ各州知事に対し、ヌルスルタン市(ブラバイ地区、ツェリノグラード地区、アルシャル地区)、アルマティ市(カラサイ地区、タルガル地区、イリ地区、エンベクシカザフ地区)、シムケント市(サイラム地区、トレビー地区)及びカラガンダ市(テミルタウ、シャフチンスク、アバイ)との境界地区における検疫措置の強化を実施するよう勧告した。各地方首長に対し、制限導入及びこの遵守監督に関する全ての措置を講じることが指示された。

5 トゥグジャノフ副首相は、コロナウイルス感染拡大対策を担うモニタリンググループの活動の重要性につき述べ、この活動が全地方において低調であると指摘した。中小企業の施設を対象とする抜き打ち検査の減少が最も著しく確認されているのはアクトベ州、マンギスタウ州、北カザフスタン州、ジャムブィル州、クズルオルダ州、アクモラ州、アティラウ州、アルマティ市及びシムケント市である。検出された違反件数の減少がマンギスタウ州、パヴロダール州、アルマティ州、北カザフスタン州及びアクトベ州において確認されている。トゥグジャノフ副首相は、全地方におけるモニタリンググループの活動を積極的に実施するよう指示した。

6 トゥグジャノフ副首相は更に、幾らかの地方におけるワクチン接種の遅滞につき述べた。一例として、マンギスタウ州において1回目のワクチンを接種したのは住民の25.6%に過ぎず、これは全国平均(52.4%)よりも2倍以上低い。6地方(西カザフスタン州、アクトベ州、コスタナイ州、カラガンダ州、ジャムブィル州、パヴロダール州)の指標も全国平均から大幅に遅れをとっている。2021年7月14日付国家主任衛生医師令第32号によれば、サービス業に従事する全ての従業員がCOVID-19対策ワクチンの1回目の接種を本年8月10日までに受けなければならない。

 

 

出典:外務省ホームページ 外務省海外安全HPより↓
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=116811