ベルギー 駅や鉄道内でのスリ・窃盗被害に関する注意喚起(ベルギー連邦警察HP掲載情報)

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ベルギー連邦警察のホームページにて、駅や鉄道内で頻発しているスリや窃盗被害について注意を促すべく、欧州域内で連携して行われている啓発キャンペーンについて紹介すると共に、頻発している典型的なスリや窃盗の手口とその対策、そして被害に遭った場合の対応などについての情報を掲載していますので、要点を以下のとおりご案内いたします。(参照アドレス:ベルギー連邦警察ホームページ(英語))
https://www.police.be/5998/en/news/stop-pickpockets#

1 ベルギー鉄道警察(SPC)は、欧州域内で連携して行われている啓発キャンペーンに参加。キャンペーンは、鉄道における窃盗やスリ被害について、乗客に注意を促すことを目的としており、6匹のモンスターをマスコットキャラクターとして典型的な手口を紹介している。

2 ベルギーのキャンペーンでは、独自の統計によって特定された、ブリュッセルの5つの主要駅(中央駅:Buxelles-Central/Centraal、南駅:Bruxelles-Midi/Zuid、北駅:Bruxelles-Nord/Noord、ルクセンブルグ駅:Luxembourg/Luxemburg、シューマン駅:Schuman)に焦点を当てている。3 窃盗やスリの被害は非常に広範囲に及んでおり、被害実数は不明であるが、被害届のあった数の2倍程になるのではと推定されている。ヨーロッパでは、ベルギーは鉄道の乗客数に比して、非暴力的な窃盗被害の割合が最も高い国の一つ。

4 スリは常に移動し、駅や列車内の混雑を利用して、気づかれないように盗む。例えば、一人が相手の気を引いている間に、もう一人が盗むというように、殆どスリはチームを組んで行動する。油断せず、持ち物に気を配り、盗難から身を守るべき。窃盗の手法は多岐に亘る。ここでは、最も一般的な手法を紹介する。(1)ブロッカー(THE BLOCKER)
エスカレーターの端を塞ぎ、被害者らを停滞させ、皆が前を見ている間に、共犯者が後ろから被害者のポケットに手を入れる。(イメージ動画:https://www.youtube.com/watch?v=MAnvTlHHaus)

(2)花を贈る人(THE FLOWER GIVER)被害者に馴れ馴れしく挨拶し、ハグをしたり、花を手渡したりする。被害者が混乱している間、財布が消えている。
(イメージ動画:https://www.youtube.com/watch?v=uoFXD07-na8)(3)窓をノックする人(THE WINDOW KNOCKER)
電車の窓の外側をノックする。電車の中にいる共犯者が、気を取られている被害者の貴重品を盗み取る。(イメージ動画:https://www.youtube.com/watch?v=e-BmNNl7hUk)

(4)汚し屋(THE SNEAKY SPILLER)「偶然に」被害者の衣服を汚す。 後始末をしている間に、お金は被害者のポケットから消える。
(イメージ動画:https://www.youtube.com/watch?v=HEUFIbWR9nQ)(5)ぶつかってくる人(THE BUMPER)
人ごみの中で被害者にぶつかったり、共犯者と一緒に挟み撃ちにしたりする。被害者が気を取られている間に、共犯者は被害者のポケットに手を入れる(イメージ動画:https://www.youtube.com/watch?v=3XTSi-CbmmA)

(6)偽観光客(THE FAKE TOURIST)被害者に道を尋ねたり、地図を見せたりする。被害者が助けようとしたり、地図を両手で持ったりしている間に、被害者のバッグから盗む。
(イメージ動画:https://www.youtube.com/watch?v=S0S05mLnduE)(参照アドレス:THE TRICKS OF THE PICKPOCKETS)
https://stop-pickpockets.eu/Webs/SPP/EN/Home/home_node.html5 窃盗やスリに対するアドバイス
最も重要なことは、現金を家に置いておくこと。誰かに気を取られたり、近づかれたりしないように注意。特にコロナの時代には、1.5メートルの距離を取ること。携帯電話や財布をズボンのポケットに入れず、バッグの開口部を背中ではなく前にして持つこと。携帯電話のIMEI番号(*#06#を入力すると表示される)やカードストップ番号(070 344 344)など、便利な番号を手元に置いておくこと。6 被害に遭った場合
できるだけ早く警察に連絡し、盗難の事実を報告。盗まれた物の特徴を明確に伝え、場合によっては犯人と思われる人物の特徴も伝えること。警察がカメラの映像を活用できるように、出来事の正確な時間と場所をできるだけ正確に伝えるようにすること。あなたの協力で、その日のうちに他の人が被害に遭うのを防ぐことができる。*****************
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出典:外務省ホームページ 外務省海外安全HPより↓
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=117235