ノルウェー政府による新型コロナウイルス感染拡大防止措置(16歳及び17歳への新型コロナウイルスワクチン接種)

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●18日、ノルウェー保健介護省は、18歳以上のワクチン接種が完了した後に16歳及び17歳への新型コロナウイルスワクチン接種を開始する旨のプレスリリースを発出したところ、その概要は、以下のとおりです。

1 ノルウェー公衆保健研究所(FHI)の勧告に従い、政府は16歳及び17歳への新型コロナウイルスワクチン接種を行う旨決定した。

2 ホイエ保健介護相は「16歳及び17歳の重症化リスクは低いが、今夏、若者の感染が拡大していることから、若者の重症化事例増加のリスクも増大するかもしれない。右年齢へのワクチン接種は社会全体の感染数削減に寄与し、より年齢の低い子どもの感染減少にも寄与する。」と述べた。

3 16歳及び17歳へのワクチン接種は18歳以上のワクチン接種が完了した後に行われる。他方、海外留学等で感染リスクが増加する16歳及び17歳に対し、地方自治体がワクチン接種を行うことは可能である。

4 12歳から17歳に対し、ファイザー・ビオンテック製及びモデルナ製のワクチンが承認されているが、FHIは16歳及び17歳への接種はファイザー・ビオンテック製とすべきと勧告している。ファイザー・ビオンテック製ワクチンは最も早期に承認され、8月15日時点で、米国のみでも12歳から17歳の1200万人が1回目の接種を完了し、900万人が2回目の接種を完了している。他方、モデルナ製ワクチンの若者への接種は本年7月末に承認されたため、知見が少ない。しかし、FHIはワクチン研究によれば両ワクチンの効果及び安全性は同等であると強調している。

5 16歳及び17歳のワクチン接種は成人と同様に2回行われる。1回目と2回目の期間は8週間から12週間となることが計画されている。右期間を設定する理由は以下のとおり。
(1)最も重要な理由はmRNAワクチン接種後の副反応として稀に生じる深刻な心筋炎に関する知見が限られていることである。心筋炎の発症は2回目の接種後にみられるとの報告があるところ、ノルウェーの若者への2回目の接種を行う前に、リスク及び副反応として発生する心筋炎の症状の経過に関する知見を集めることとしている。

(2)1回目の接種で入院が必要な重篤な症状を予防でき、かつ一般的に若者はワクチン反応が良いことである。最近の研究では1回目の2回目の期間が長いほうがより良い免疫効果が表れるとされている。

6 16歳になった者はワクチン接種を行うかを自ら決断することができる。16歳未満の者の場合は親権者(通常は両親)の同意が必要であるが、16歳未満の者がどのように考えるかも重視しなければならない。

7 今次の発表の詳細は、以下で確認が行えます。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/tilbyr-koronavaksine-til-16-og-17-aringer/id2868049/

 

 

出典:外務省ホームページ 外務省海外安全HPより↓
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=117990