デンマーク 8月23日フレデリクセン首相記者会見要旨(新型コロナウイルス関連情報)

※各情報は最新・正確な情報を慎重に収集しておりますが、流動的なため予告なく変更となる場合がございます。
※フライト搭乗拒否や入国拒否された場合、その他発生した問題に対して当社は一切その責任を負いませんので予めご了承下さい。
※最新情報は出典元・各国大使館/領事館・公的機関のサイト等を必ずご自身でご確認下さい。

【ポイント】
●フレデリクセン首相が新型コロナウイルスの状況に関する記者会見を行いました。(首相発言要旨)
○ワクチン接種が行き渡り、デンマークは大きなロックダウンを行うことはない見込み。
○デンマークの人口約70%にあたる約400万人がワクチン接種を完了。○8月中旬時点で、コロナの入院患者の80%はワクチン未接種者。

1 フレデリクセン首相等記者会見
8月23日、フレデリクセン首相は新型コロナウイルスの状況に関する記者会見を行いました。ワクチン接種の普及により大きなロックダウンを行うことはない見込みとのことです。会見概要は以下のとおりです。(1)首相発言要旨
●夏が終わり、デンマークには幸いにも日常が戻ってきている。ワクチン接種が行き渡ったおかげで、我々は大きなロックダウンを避けることができる。●殆どのコロナ規制は撤廃されている。経済的にも引き続き影響を受けている部門はあるが、輸出が増大するなどかなり楽観できる状況になってきている。
●懸念すべきデルタ変異株の蔓延と同時に社会は再開し自由になっているという奇妙な状況にあるが、これはワクチン接種が進んだためである。人口の約70%にあたる約400万人が接種を完了した。これはデンマークでは多くの国民がワクチン接種を支持しているためである。●8月中旬時点で、コロナの入院者の80%はワクチン未接種者であった。重篤になるのも高齢者よりも若者が多くなっている。
●ワクチン接種しても感染は防げない場合があるが、重篤化は防ぐことができる。40歳以下でワクチン接種をしていない人が多くいる。デンマークではワクチン接種は自由意志によるが、未接種者は感染のリスクがあり、感染して他者に感染させないためにも、秋になる前にワクチンを接種してほしい。感染すると若者でも後遺症が残る場合がある。(2)閣僚発言要旨
(ホイニケ保健大臣)●デンマークはパンデミックから脱出してはいないが、これまでのところ非常にうまくやってきている。今後は未接種者に焦点をあてていく。
●デンマーク政府は、ババリアン・ノルディック社のワクチン開発研究のため8億デンマーク・クローネを拠出することを決定した。同ワクチンはよい結果を示しており、来年国内で承認される可能性がある。(ウロム国立血清学研究所(SSI)所長)
●夏の間デンマークはワクチン接種と良い気候もあってコロナにうまく対処してきたが、多くのデンマーク人の海外旅行が感染者の増大につながった。●感染者数は今後しばらく減少が見込まれるが、秋になると、特にワクチン未接種者を中心に感染者数は再び増大することが見込まれる。

2 感染者数8月20日(金)14時発表のデンマークの1日あたりの新規感染者数等の詳細 は以下のとおりです。引き続き感染防止に十分ご注意ください。 (出典:デンマーク国立血清学研究所、フェロー諸島自治政府、グリーンランド 自治政府の最新発表) https://covid19.ssi.dk/overvagningsdata
感染者数合計:337,002名●デンマーク
感染者数:339,535名(前日比+774名)(死亡者2,563名(前日比+1名),入院者131名、治癒者数319,811名)●フェロー諸島
感染者数:997名(死亡者2名、入院者0名、治癒者数991名)●グリーンランド
感染者数:298名(死亡者0名、入院者0名、治癒者数212名)<日本帰国・入国者への検査証明確認の厳格化(4月19日から実施)>
日本人の帰国者を含む全ての日本への入国者に対しては、すでに事前の出国前検査証明を求められているところですが、4月19日より検疫における検査証明の確認が一層厳格化されています。出国時の搭乗手続や本邦入国時の検疫において、検査証明の有効性をめぐり、搭乗拒否や乗継地での足止め、また入国後の停留期間の延長など様々な混乱が生じています。下記リンク先にて、厚生労働省が定める検査方法及び検査証明書記載内容などをご確認の上、原則として厚生労働省所定のフォーマットを使用願います。
(厚生労働省の検査証明書フォーマット)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html
(検査証明への記入サービスを行う当地医療機関等・当館HP)https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#nihon_3
※同医療機関は一例です。検査・記入サービスの利用料金等は病院ごとに異なります。(「検査証明書の確認について(本邦渡航予定者Q&A)」・当館HP)
https://www.dk.emb-japan.go.jp/files/100178984.pdf <日本政府の水際対策に関する新たな措置(3月2日決定)>
デンマークから日本に帰国する際は、出国前72時間以内の検査証明が求めら れるとともに、帰国後は検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設 に限る)で待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただくことに なります。その上で、陰性と判定された方については、検疫所が確保する宿泊 施設を退所し、入国後14日間の残りの期間を、自宅等で待機していただくこ とになりますので、ご留意ください。(新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C038.html (水際対策に係る新たな措置・各種検疫・出国前検査証明フォーマットなど)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html また、日本入国時に必要なアプリのインストール方法を、厚生労働省が案内しております。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00250.html <デンマークの入国制限>
○デンマークの現在の入国制限に関しては、デンマーク・コロナポータルサイト及び当館HP等でご確認ください。(デンマーク・コロナポータルサイト:デンマーク語)
https://coronasmitte.dk/ (同:英語)
https://en.coronasmitte.dk(在デンマーク日本国大使館HP)
https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2○現在、日本外務省はデンマークに対して感染症危険情報「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_164.html#ad-image-0 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html#Q1

<当館からのお願い>●現在、当館では感染症予防対策の一環として、領事待合室に1度に入室できる方の数を1組ごとに制限しております。係員が順番にご案内いたしますので、それまでロビーでお待ちいただく場合があります。
また、来館時にサーマルカメラにて、非接触型の検温を行っております。体温が著しく高いと認められた方には入館をご遠慮いただく場合がありますので、ご理解の上、ご協力をよろしくお願いいたします。●在留届を提出されている方で、日本に帰国(一時帰国を除く)された方は、「帰国者全員の氏名、帰国日」をご記入の上、当館領事班ryoji.han@ch.mofa.go.jp までメールでお知らせください。
詳しくは下記当館ホームページをご確認ください。
https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-zairyu.html●在留邦人の方でコロナウイルスへの感染が確認された方や隔離措置を受けた方、入院された方は当館までご連絡ください。

【連絡先】在デンマーク日本国大使館領事班
電     話:3311-3344 (閉館時はまず緊急電話対応業者につながります)メールアドレス:ryoji.han@ch.mofa.go.jp

出典:外務省ホームページ 外務省海外安全HPより↓
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=118137