2021年05月06日 在イスラエル日本国大使館 イスラエル・パレスチナにおける注意喚起、安全対策5/6

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● ヨルダン川西岸地区及びエルサレム旧市街を含む東エルサレム
5月2日(日)朝、西岸地区ベツレヘム南西のグッシュ・エツィオン入植地外の交差点において、パレスチナ人がナイフでイスラエル軍兵士の襲撃を試み、兵士からの発砲を受けて後日死亡したほか、同2日夕、西岸地区アリエル入植地西方のタプアフ交差点において、バス停に居あわせたイスラエル人3名がパレスチナ人からの発砲を受けて負傷(その後、1名が死亡)する事案が発生しました。タプアフ交差点での発砲事案を受けて、西岸地区北部のナブルス付近では、イスラエル人入植者によるパレスチナ人への報復攻撃や、捜査のために侵入したイスラエル軍とパレスチナ人の衝突(イスラエル軍の発砲によりパレスチナ人1名が死亡)等が発生しています。
また、東エルサレムのシェイク・ジャッラーハ地区において、エルサレム地方裁判所によりパレスチナ人家族に強制立退きが命じられた関係で、イスラエル治安部隊及び入植者とパレスチナ人との衝突が発生しています。
従来から、パレスチナ人とイスラエル治安当局との衝突やナイフ等を使った襲撃事案が、主にイスラエルとの境界にあるチェックポイントやイスラエル人入植地付近で発生していますので、危険情報に従って慎重な行動を心がけてください。
また、「エルサレムの日」である5月9日(日)夕刻から10日(月)夕刻までの間は、神殿の丘を訪問するユダヤ人とパレスチナ人との間で緊張が高まり、衝突が発生するおそれがあります。
毎年、ラマダン期間中は多数のイスラム教徒が旧市街(主にダマスカス門からアル・アクサー・モスクにかけて)を訪問するため、イスラエル人との間で緊張が高まり易く、特に集団礼拝が行われる金曜日は注意が必要です。
ラマダン明け大祭が終了する5月15日(土)頃までは宗教行事が予定されており、緊張状態が続きます。治安状況が不安定化するおそれがあるため、夜間や週末の不急の外出を控えるとともに、場所のいかんを問わず、抗議活動や騒動の現場に遭遇した場合は決して近づかず、直ちに安全な場所に避難してください。
今後の当局の発表や報道を聴取いただき、治安情勢等の変化に十分御注意ください。
出典:外務省ホームページ 外務省海外安全HPより↓