スペイン 【クンブレ・ビエハ火山噴火】カナリア州政府による推奨事項等について

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21日、カナリア州政府は、溶岩流が海岸に到達した際に大気汚染ガス、溶岩前面の剥離が発生する可能性があるとし、推奨事項等を発表しました。今後、公的機関の発表等情報収集に努めてください。

1 州政府は、大気汚染ガス、地滑り等発生の可能性を考慮し、溶岩の到達地点から半径2キロを立ち入り禁止し、溶岩流に近づかない事を強く推奨しています。

2 カナリア諸島火山緊急計画(PEVOLCA)委員会は住民に対する警戒システムとして、緑、黄色、オレンジ、赤の4色から成る警戒信号を定めています。赤信号では、危険区域からの強制避難が行われ、避難においては以下の事項を推奨しています。
(1)当局に協力し、落ち着いて、噂話を流布しない。避難する場合、該当する市役所が避難ルート、並びに定められた集合場所を知らせる。避難はその指示があった場合のみ行う。
(2)自宅の全ての外側のドアと窓及びシャッターを閉め、水道、ガス、電気を切る。
(3)リュックに、身分証明書、常用している薬品、携帯電話と充電器、乾電池ラジオ、懐中電灯、3日間分の着替えを入れ携行する。電話は必要不可欠の場合のみ使用する。
(4)定められた集合場所に向かい、もし避難所に向かうのであれば登録されている場所に行く。

3 同委員会は火山灰対策及び自身の安全確保について以下の注意喚起を行っています。
(1)天井が崩れ落ちる危険がなければ、落ち着くまで自宅に留まる。火山灰は呼吸器、目、傷口に害を与え、皮膚に炎症を起こす微小の破片であり、外出する場合は、直接火山灰を吸わないようマスクで鼻と口を覆う。目を防護用メガネで保護し、コンタクトレンズではなくメガネを使用し、湿った布を口に当てる。外で作業は行わない。
(2)火山灰が降っている間はドア、窓、及び暖炉やエアコン、暖房等の全ての換気口を塞ぐ。平らな屋根の上、雨樋の火山灰を掃う。水槽やタンクを覆う。
(3)火山灰が食品に触れないようにする。フルーツや豆類は良く洗い、野外で食事をしない。
(4)積もった火山灰はポリ袋に入れ、ゴミのコンテナに廃棄し、下水には流さない。
(5)噴火が続く間は運転しない。もし運転しなければならない場合は厳重に注意し、時速40キロを越さない。
(6)車両のエンジンは止めておく。運転は火山灰を撒き上げ、エンジンを詰まらせ、車両の故障を引き起こす。
(7)屋内で地震を感じたら窓から離れ、ドア枠や机など頑丈な家具の下で身を守る。エレベーターは使用しない。家から出なければならない場合は、水道、電気、ガスを切る。
(8)野外にいる場合は高い建物、電柱、広告板等から離れ、また海に近い場合は海岸を離れる。
(9)112はカナリア州政府の緊急専用電話であるため、状況について一般的情報を得たい場合は012に電話するか、メディアから情報を得ること。

○カナリア州政府ウェブサイト
https://www3.gobiernodecanarias.org/noticias/wp-content/uploads/2021/09/210921-RECOMENDACIONES-A-LA-POBLACI%C3%93N_PEVOLCA_CAIDACENIZAS.pdfhttps://www3.gobiernodecanarias.org/noticias/wp-content/uploads/2021/09/210921-RECOMENDACIONES-A-LA-POBLACI%C3%93N_PEVOLCA_ALERTA_SEM-ROJO.pdf

○ラ・パルマ島自治政府ウェブサイト
https://riesgovolcanico-lapalma.hub.arcgis.com/

○在ラスパルマス領事事務所
TEL:(+34)928-244012
URL:http://www.es.emb-japan.go.jp/japones/laspa/index.html

出典:外務省ホームページ 外務省海外安全HPより↓
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=119929