アメリカ 日本人に対する強盗傷害事案について

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1 4月14日午後、オレゴン州ティラムーク郡Gales Creek Campground内にて、ハイキングに訪れていた日本人2名が、近くの矯正施設South Fork Forest Camp (SFFC)で服役中であり当時施設外活動としてキャンプ場の清掃を行っていた間に脱走したとみられる囚人の男1名に襲われ、重傷を負い、車を強奪される事件がありました。犯人はその後逮捕され身柄を拘束されています。

2 オレゴン州矯正局及び州警察から聞き取りを行ったところ、当該矯正施設では残り刑期が4年未満の模範囚(粗暴犯等は含まない)のみが収容されており、事件当時、囚人10名が森林局職員1名の監視下で清掃作業を行っていたものの、監視員は脱走には気づいていなかった模様で、同施設では昨年6月頃にも脱走した者があり(1か月後に自首)、州全体では過去5年間に10件程度の脱走事件が起きているが、脱走した囚人(模範囚)が一般人に暴力を振るって逃走した事案は初めてとのことでした。

3 当事務所としては、本事案を深刻に受け止め、州政府に対し、被害者支援の充実、事案の究明と再発防止、関連する情報の提供を求めていますが、当該事案に関しては今後正式な訴追手続がとられ、裁判が行われる見込みで、州政府側からの情報提供等にはなお時間がかかるものと見られます。

4 現在、オレゴン州内には矯正施設が14か所あり、同様の模範囚を収容するセキュリティの低い施設の囚人には施設外での作業も行わせているとのことです。各施設の詳細等は下記のリンクをご参照ください。
https://www.oregon.gov/doc/about/Pages/prison-locations.aspx

5 本事案のような不幸な事件に邦人が巻き込まれたケースは、確認できる限り近年ではありませんでした。同種の事件に対する予防手段は極めて限られていますが、在留邦人の皆様におかれては、常にあらゆる危険を念頭に引き続き安全な生活を送ることができるよう、参考としてご紹介します。お気づきの点などがありましたら、遠慮なくご相談ください。

出典:外務省ホームページ 外務省海外安全HPより↓
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=112270