ルーマニア 新型コロナウイルス感染のルーマニアにおける現状等について(規制措置の一部緩和,入国に際しての防疫措置の改訂等)

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●ルーマニアでは,5月14日付けの国家緊急事態決定第29号を元にした,政府決定第550号を発令しました。これによれば,15日以降に市場や公共交通機関の駅を除いて,屋外でのマスク着用義務がなくなる等,規制措置の一部が緩和されています。
●新型コロナウイルス感染国・地域からルーマニアへ入国する場合の隔離等の措置が,14日付け国家緊急事態決定第28号で改訂されました。これまではイエローゾーンだけでしたが,直近14日間の人口1,000人あたりの新規感染者数に応じて,レッドゾーン,イエローゾーン,グリーンゾーンの3つの区分に分けられました。日本は新規感染者数が少ないグループのグリーンゾーンに入っています。詳細は本文を参照願います。
●5月18日発表の一日当たりの新規感染者数は681人,死亡者数が91人,集中治療を受けている患者が716人となっています。
●日本へ入国(帰国)前に,厚労省からインストールをお願いしているビデオ通話アプリが,SkypeからMySOSに変更されました。

1.新型コロナウイルス感染防止のための規制措置の一部緩和
(1)ルーマニアでは,5月14日付けの国家緊急事態決定第29号を元にした,政府決定第550号を発令しました。これによれば,15日以降に市場や公共交通機関の駅等を除いて,屋外でのマスク着用義務がなくなる等,規制措置の一部が緩和されています。
(2)5月15日からの主な緩和措置
ア 市場,公共交通機関及びその駅(また,ブカレスト市においては,学校から50m以内)を除き,屋外でのマスク着用義務を解除。
イ 午後22時から午前5時までの夜間外出禁令を解除。
ウ 商店の閉店時間を21時までとしていたことを解除。
エ 直近14日間の人口1,000人あたりの新規感染者数が3人以下の場合,レストラン,バー,コーヒーショップ等(宿泊施設内の同様の施設も含む)の屋内及びテラス席での営業は,午前5時から午後24時まで可。
オ 屋外でのスポーツイベントの観客数は25%の人数まで可。ただし,ワクチン接種から10日経過したことを証明する文書または72時間以内に取得した新型コロナウイルス陰性証明があること。
カ 屋外でのコンサート等文化行事の観客は最大500人まで可。ただし,マスク着用,ワクチン接種から10日経過したことを証明する文書または72時間以内に取得した新型コロナウイルス陰性証明があること。
キ ジム・フィットネス施設の利用は,直近14日間の人口1,000人あたりの新規感染者数が3人以下の場合,50%の人数まで可。また,全員がワクチン接種をしている場合は,70%まで可。
政府決定第550号ルーマニア語原文リンク
https://www.mai.gov.ro/wp-content/uploads/2019/01/HG-nr.-550-din-14.05.2021-privind-modificarea-si-completarea-anexelor-nr.-2-si-3-la-HG-nr.-531-din-2021.pdf
国家緊急事態決定第29号(政府決定第550号の元になったもの)ルーマニア語原文リンク
https://www.cnscbt.ro/index.php/lex/2448-hotarare-cnsu-nr-29-din-14-05-2021/file2.
新型コロナウイルス防疫体制の改訂

(1)新型コロナウイルス感染国・地域からルーマニアへ入国する場合の隔離等の措置が,14日付け国家緊急事態決定第28号で改訂されました。これまではイエローゾーンだけでしたが,直近14日間の人口1,000人あたりの新規感染者数をに応じて,レッドゾーン32か国・地域(直近14日間の1,000人あたりの新規感染者数が3人以上)及びイエローゾーン37か国・地域(1.6人から3人の間)に分けられ,また1.5人以下となっている国・地域は,グリーンゾーンとなりました。日本(0.6人)はグリーンゾーンに入っています。
(2)レッドゾーン及びイエローゾーンの対象となる国・地域は以下のとおりです。
ア レッドゾーン(直近14日間の人口1,000人あたりの新規感染者数が,3人以上)セーシェル,モルジブ,バーレーン,ウルグアイ,キプロス,
カーボベルデ,アルゼンチン,リトアニア,コスタリカ,オランダ,スウェーデン,クロアチア,トルコ,ラトビア,コロンビア,
アンドラ,ジョージア,プエルトリコ,モンゴル,スロベニア,パラグアイ,クウェート,フランス,チリ,インド,
ブラジル,エストニア,ベルギー,ルクセンブルグ,ネパール,セルビア,
南アフリカ(0.4人だが,変異種があるためレッドに指定)イ イエローゾーン(直近14日間の1,000人あたりの感染者数が,1.6人以上3人未満)
イラン,カナダ,カタール,ドイツ,ギリシア,モンテネグロ,スイス,ペルー,アラブ首長国連邦,トリニダードトバコ,
イタリア,オーストリア,アンギラ,チェコ,バハマ,オマーン,ハンガリー,ウクライナ,カザフスタン,ガイアナ,
アルバ,デンマーク,アルメニア,スペイン,ポーランド,パレスチナ,イラク,リヒテンシュタイン,ブルガリア,スリナム,
ボリビア,米国,レバノン,チュニジア,北マケドニア,ボスニア・ヘルツェゴビナ,ベラルーシ
(3)グリーンゾーンからのルーマニア入国に対しては,新型コロナウイルス防疫のための隔離措置などは要求されません。レッドゾーン及びイエローゾーンからの入国の場合は,自宅や指定された施設での14日間の自主隔離措置が執られます。
(4)上記(3)のレッドゾーン及びイエローゾーンからの入国に際して,自主隔離の例外となる対象は,ほぼこれまでと同様です。(以下の領事メールを参照願います。)
https://www.ro.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00284.html ただし,インドからの入国者は免除されません。
ア 24時間以内のトランジット。イ ルーマニア入国72時間前までの陰性証明書を提示する者(ただし,イエローゾーンからの入国のみ)。
ウ ワクチンの2回目の接種が終了していることを,各国の保健当局が発行する書類で証明できる者。
(5)イエローゾーン及びレッドゾーン対象国・地域からの入国に際して,陰性証明書などがない場合は,入国後8日目に検査をした結果陰性かつ症状がない場合は,隔離を10日間に短縮。

国家緊急事態決定第28号ルーマニア語原文リンクhttps://gov.ro/fisiere/pagini_fisiere/Hotarare_CNSU_nr__28__din_14_05_2021.pdf

(6)レッドゾーン及びイエローゾーンとの航空便については,ルーマニア以外の国による防疫措置等により,陰性証明書の提示等が要求される場合もありますので,詳細については各航空会社の指示に従ってください。3.ルーマニア国内の新型コロナウイルス感染状況
(1)5月18日13時時点での内務省傘下の戦略コミュニケーション・グループの発表によれば,ルーマニア国内での新型コロナウイルス感染者数は,累積1,072,972人,前日からの増加は681人。死亡者数は,累積29,662人で,前日からの増加91人。集中治療室の患者は716人となっています。直近14日間の1,000人あたりの感染者数は,ブカレスト市で0.89人,全土では0.74人と大幅に減少していますが,引き続き感染予防に注意してください。以上の統計は,ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。
https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127

4.日本へ入国(帰国)前に,厚労省からインストールをお願いしているビデオ通話アプリが,SkypeからMySOSに変更されました。 厚労省からの案内(専用QRコードを含む)は以下のリンク先からご確認願います。
https://www.ro.emb-japan.go.jp/files/100189691.pdf【問い合わせ先】
在ルーマニア日本国大使館領事部電話:+40-21-319-1890(大使館が閉館している時間は,業務委託先へ転送されます)
メール:consular@bu.mofa.go.jp領事メールの受信希望の方は,以下のリンク先から手続きをお願いします。
3か月以上滞在予定の方は,「在留届」登録https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

出典:外務省ホームページ 外務省海外安全HPより↓
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=112439