カナダ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかる注意喚起(5月21日)

※各情報は最新・正確な情報を慎重に収集しておりますが、流動的なため予告なく変更となる場合がございます。
※フライト搭乗拒否や入国拒否された場合、その他発生した問題に対して当社は一切その責任を負いませんので予めご了承下さい。
※最新情報は出典元・各国大使館/領事館・公的機関のサイト等を必ずご自身でご確認下さい。

5月21日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州保健省は、新型コロナウイルス(COVID-19)に関し、新たに420名の感染が判明し、その結果、BC州内での累計感染者数が141,373名(入院:319名(そのうち集中治療室:107名)に達した旨発表しました。ワクチン接種の対象年齢も大幅に拡大されるなど、ワクチン接種が加速化し、その結果、新規感染者数がかなり減少してきたとはいうものの、1週間で3,069名もの新規感染者が依然発生しています。
ご承知のとおり、最近の新規感染者の急激な増加を受け、BC州政府は、すべての食品および酒類を提供する施設での屋内飲食の禁止などをはじめとした行動制限措置を5月25日深夜まで延長しています。これに加える形で発表された、州の保健機関管轄地域間を不要不急の娯楽目的で移動することを禁じる行動制限措置も、同じく5月25日まで有効です。これらに違反した場合、高額の罰金の対象となります。特にこの連休では主要高速道路上での大規模な検問が既に予告されていますので、娯楽目的のために保健機関管轄地域を越えて移動することのないよう、呉々もご留意ください。 窮屈さが増すばかりの状況ではありますが、在留邦人の皆様におかれましては、上記の公衆衛生命令に引き続き留意しつつ、これまで同様、たとえ軽度であっても発熱等の症状があるときは出かけず、密閉、密集、密接の「3密」を避け、「物理的距離(physical distance)」を維持し、手洗いや手指消毒を励行するなど、これまで実践されてきた感染症対策を引き続き励行して、感染予防に努めてください。
もし発熱など新型コロナウイルスへの感染が疑われるような症状が出た場合には、「811」に電話してその後の対応について相談してください。通話は無料です。「ジャパニーズ、プリーズ」と伝えれば、通訳サービスも無料で利用できます。英会話に不安がある方も、躊躇せずご利用ください。検査については日本語の案内もあります。

次に、これまで何度もお知らせしていますが、現在、日本に入国するに際しては、出国前72時間以内の検査証明書を提示する必要があり、検査証明書の内容に不備があると認められれば、日本国籍者であっても日本への上陸が拒否されます。先日、当地を出発した邦人が日本の空港での検疫で検査証明書の内容の不備を指摘され、最終的に当地に強制送還されるという事例が実際に発生しています。
そういった最悪の事態を避けるべく、検査証明書を取得される方には、安全・安心、かつ、搭乗手続や日本入国手続の際の時間短縮の観点からも、厚生労働省のフォーマットで証明書を出してくれるクリニックを利用されることをこれまで以上に強く推奨いたします。なお、クリニック予約に先立ち、当館ホームページに掲載してある「日本入国時に必要な検査証明書の要件について(検体、検査方法、検査時間)」や「日本入国の際に必要となる検査証明書に関するQ&A」もあわせ確認するようにしてください。 なお、検査証明書は任意のフォーマットでの提出も可能ですが、厚生労働省指定のフォーマットにある「検査証明書へ記載すべき内容」が満たされている必要があります。また以前お伝えしましたとおり、検体採取の方法にまで気をつける必要があります。繰り返しになりますが、検査クリニックを予約する段階で、(1)検査証明書には日本政府指定のフォーマットにある「検査証明書へ記載すべき内容」が全て書かれるか、(2)検体採取の方法が単なる「Nose Swab」ではなく、「Nasopharyngeal Swab(鼻咽頭ぬぐい液)」であるか、(3)証明書にも検体採取の方法のところに「Nasopharyngeal Swab」とちゃんと書いてもらえるか、を必ずご自身で確認するようにしてください。
離島や遠隔地にお住まいの方は、渡航のためのPCR検査を実施してくれるクリニック自体がそもそも少ない上、厚生労働省のフォーマットで証明書を出してくれるクリニックとなると更にハードルが高くなり、様々な負担が生じてくると思われますので、帰国前の準備や手順を早めに確認・着手するようにしてください。特に離島・遠隔地に高校留学をしている学生の方の中には、留学を終えて間もなく帰国する方もいらっしゃると思いますので、検査証明書の取得方法について改めて確認したり、学校側や関係留学エージェントと相談したりするようお願い申し上げます。 最後に、来週24日(月)は「ビクトリア・デー」のため、当館は休館しております。近く来館を予定されている方はご留意ください。
最近、水辺ではカナダグースの子育ての様子を見ることができます。日本でよく報じられるカルガモとは異なり、カナダグースは両親で子育てを行うのが基本らしく、先頭と最後尾に親がついて見守りながら、ヒナたちを誘導しています。ヒナたちはもちろんかわいいのですが、恐らく今が一番シュッとした顔をしているのであろう親鳥の顔もなかなかの見物です。カナダグースの日本名は「カナダガン」。当然と言えば当然の名前なのですが、なんとなく実際のイメージと違うような響きです。 遠出はできない連休にはなりますが、皆様、楽しい連休を安全にお過ごしください。

 

出典:外務省ホームページ 外務省海外安全HPより↓
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=112664