シンガポール 新型コロナウイルスの発生に関する注意喚起(その77)

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新型コロナウイルスの発生に関する注意喚起(その77)につきまして、以下のとおりご連絡いたします。

新型コロナウイルスの発生に関する注意喚起(その77)

令和3年12月22日在シンガポール日本国大使館

1 12月21日、シンガポール教育省(MOE)と幼児育成庁(ECDA)は、2021年12月27日から、5歳から11歳までの30万人以上の子どもを対象とするワクチン接種プログラム拡大について公表しました。詳細は以下の教育省HPをご確認ください。https://www.moe.gov.sg/news/press-releases/20211221-protecting-our-children-from-covid-19-with-vaccination-for-5-to-11-year-olds

(1)シンガポール教育省(MOE)と幼児育成庁(Early Childhood Development Agency (ECDA))は、保健省(MOH)と協力して、2021年12月27日から年長の子どもから順次、5歳から11歳までの30万人以上の子どもを対象にワクチン接種プログラムを拡大します。このプログラムは、シンガポール国民(SC)、永住者(PR)、および長期パス保有者(LTPH)のすべての子どもを対象としています。ワクチン接種の予約は、2021年12月22日に開始します。
(2)保健科学庁(HSA)は、5歳から11歳までの子どもに使用するファイザーBioNTech/ComirnatyCOVID-19ワクチンの使用を承認しました。このワクチンの第3相臨床試験により、ファイザーBioNTech/ComirnatyCOVID-19ワクチンは、この年齢層の子どもに安全かつ有効であることが示されました。COVID-19ワクチン接種に関する専門家委員会(EC19V)は、ワクチン接種のベネフィットがリスクを大幅に上回ると評価しています。現在、ファイザーBioNTech/ComirnatyCOVID-19ワクチンは、シンガポールで5歳から11歳までの子ども用に承認された唯一のワクチンです。
(3)2021年12月19日現在、12歳から19歳までの人の約94%がワクチン接種を完了しています。5歳から11歳までの子どもへのワクチン接種プログラムの拡大は、子どもとその家族、そしてコミュニティーの安全を守るための、より大きな全国的な取り組みの一部です。

〈指定された小児科ワクチン接種センター〉
(4)年少の子どもへのワクチン接種を促進するために、国内にある15の指定された小児科ワクチン接種センター(VC)が順次運用を開始します(注1)。これらのVCには、小児医療の訓練を受けた医療従事者と、子どもへのワクチン接種の訓練を受けたスタッフが配置されます。VCの地図は、付属書Aを参照してください。2021年12月27日から、7つの小児科VCが運用を開始し、2022年1月3日から、さらに7つのセンターが運用を開始する予定です。また、教育省(MOE)は、保健省(MOH)と協力して、Punggol/Seng Kang地域を更にカバーするために、Yusof Ishak中学校(YISS)(注2)内に追加の小児科VCを設置し、2022年1月11日から運用を開始します。
付属書A : https://www.moe.gov.sg/-/media/files/news/press/2021/annex-a-vaccination-exercise-for-5-11-year-olds.pdf?la=en&hash=E22B01261B4AC15C9F20DC5014F4F43A609D22E2

〈ワクチン接種と登録手続きの運用開始〉
(5)2009年から2012年までに生まれた子どもから始まり、2013年から2017年までに生まれた子どもへと、年齢層別に広く対象者を募り、順次ワクチン接種の登録手続きを開始します。5歳の誕生日を過ぎた子どもは、予約の上、ワクチン接種が可能です。
(6)さらに、教育省(MOE)の初等教育機関に在籍している子どもへの接種を促進するために(注3)、MOEは、保護者にSMSを通して案内することで予約プロセスの円滑化を図りました。
(7)登録手続きの概要は、付属書Bを参照してください。
付属書B : https://www.moe.gov.sg/-/media/files/news/press/2021/annex-b-vaccination-exercise-for-5-11-year-olds.pdf?la=en&hash=49FC69D2B723734CFB6F2A80BA05D0C45FD402E5

〈小学校4年生から6年生のすべての子どもと2009年から2012年の間に生まれた子ども〉
(8)2021年12月22日(水)から、MOEの初等教育機関に通う4年生から6年生の子ども(すべての初等教育機関レベルの子どもは2022年度のもの)の保護者に、順次、ワクチン接種を予約するための個別リンクがSMSにて送られる予定です。
(9)2021年12月27日(月)から、保健省 National Appointment System(NAS)が child.vaccine.gov.sg に開設され(注4)、9歳から11歳までのすべての子ども(2009年(注5)から2012年(注6)生まれ)の保護者を対象に、ワクチン接種の希望者を募集します。登録後3から5業務日以内に保護者に向けてワクチン接種を予約するための個別リンクがSMSにて送られる予定です。〈1年生から3年生のすべての子ども(2022年度)〉
(10)2022年1月3日の週から、MOEの初等教育機関に通う1年生から3年生の子ども(2022年度)の保護者に、順次、ワクチン接種を予約するための個別リンクがSMSにて送られる予定です。〈2013年から2017年に生まれた子ども〉
(11) 2022年1月10日の週(注7)から、5歳以上のすべての子どもの保護者は、NASへの登録手続きを行うことができます。登録後3から5業務日以内に、保護者に向けてワクチン接種を予約するための個別リンクがSMSにて送られる予定です。〈MOEの 特別教育(SPED)学校、及び ECDAが資金提供する乳幼児早期介入プログラム(EIPIC)センターに対する特別措置〉
(12)SPED学校及び、ECDA出資のEIPICセンターの子どものワクチン接種を容易にするため、MOHは2022年1月12日から、対象となるすべてのSPEDおよびEIPICの児童生徒が所属する学校に移動式のワクチン接種チームを派遣する予定です。保護者は、登録申請の際、移動式ワクチン接種チームによる接種か、もしくはNASの小児科ワクチンセンターで接種するかを選択することができます。SPED学校とEIPICセンターは、これらの児童生徒の保護者に登録方法とガイドラインを共有します。
(13)SPEDスクールやEIPICセンターに通っていない子どもで発達上特別な支援を必要とする子ども、例えば私立の早期介入センターやホームスクールを利用している子どもの保護者は、それぞれの年齢層が登録資格を得た時点で、NASに登録申請をすることができます。

〈親または保護者の同意〉
(14)ファイザーBioNTech/ComirnatyCOVID-19 ワクチンの2回接種の予約には、保護者の同意が必要です。また、5歳から11歳までのすべての子どもはVCでの接種の際に保護者1名の同伴が必要となります。保護者は、確認資料として、子どもの学生証、またはその他の身分証明書(例:出生証明書/パスポート/SingPass)を持参してください。また、NASで登録申請された方については、署名済み同意書のハードコピー(印刷したもの)またはソフトコピー(データ)をVCに持参してください。同意書は、NASに掲載されていますので確認してください。
(15) VCにおける安全管理措置の遵守のため、ワクチン接種をする子どもの保護者は1名のみの同行が許可されます。
(16)保護者の皆様には、家族とより広いコミュニティーの安全を守るため、医学的に可能である限り、お子様にワクチン接種をすることを強く推奨します。この「5-to-11」ワクチン接種運動の詳細については、以下のURLをご参照ください。
https://www.moe.gov.sg/faqs-covid-19-infectionよくある質問はこちら:
https://www.moe.gov.sg/-/media/files/news/press/2021/annex-c-vaccination-exercise-for-5-11-year-olds.pdf?la=en&hash=23840FF158544CD1E71ADBE1429356FBFEB90D83

(注1)Yusof Ishak中学校以外のVCは、大人や既に接種対象となっている12歳以上の子どものワクチン接種センターと併設されていますが、安全管理措置の遵守と正確なワクチン接種管理のため、接種者の列などは別にしています。
(注2)Punggolに新設されたYISSキャンパスのMOE小児科VCは、同校のインドアスポーツホール(ISH)に設置されます。また、小児科ワクチン接種の経験が豊富な健康増進委員会(HPB)の移動式ワクチン接種チームによるサポートも行われる予定です。YISSのISHでのワクチン接種はYISSの他の施設等とは隔離され、YISSの授業やプログラムには影響しません。(例:接種者は学校の歩行者用ゲートからISHに直接入ることができます)
(注3)初等教育レベルのマドラサ(イスラム教学校)の生徒は、MOEの初等教育機関とほぼ同様の取り扱いとなります。保護者の方にはSMSが届きます。
(注4)リンクは 2021 年 12 月 27 日から有効となる予定です。
(注5)2009年生まれの子供で、初回接種予約日時点で12歳に達している場合は小児用ではなく12歳以上用のファイザーBioNTech/ComirnatyCOVID-19ワクチンの接種が必要となります。
(注6)この年齢層では、登録申請の手続きをシンプルにするため、9歳になった時ではなく、厳密に生まれた暦年での登録申請を開始します。2022年1月中旬頃までに5歳から11歳までのすべての子どもが登録申請の対象となれば、この9歳問題はなくなります。
(注7)MOEとECDAは、この層のワクチン接種登録と予約の確定日について、1月上旬に改めて最新情報を提供する予定です。

2 日本では、現在、検疫が強化されています。「オミクロン株に対する指定国・地域からのすべての入国者に対する検疫の強化」の詳細については、次の日本国外務省URLの3.(2)をご参照ください。https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html

3 シンガポール保健省(MOH)は、シンガポール国内における感染者数及び予防接種状況等関連情報を以下の保健省HPで公表しています。(保健省HP) https://www.moh.gov.sg/

4 シンガポール国外でワクチンを接種して新規に入国する就労パス保持者(Employment Pass、S Pass、Dependant’s Pass)及び学生パス保持者(Student’s Pass及び同行者)については、Stay Home Notice終了後2週間以内にワクチン接種状況確認手続(抗体検査を含む)を行うことが義務づけられています。手続は一部日系クリニックも含む保健省登録のクリニックで受付けています。詳細は次のURLをご参照ください。https://www.sg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00355.html

出典:外務省ホームページ 外務省海外安全HPより↓
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=125060